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2009年:家づくり検討 2010年:建築家決定&プラン計画 2011年:着工(3月)~ 完成(8月)

   
カテゴリー「[プラン計画]間取り」の記事一覧
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昨日の記事の続きになります。


義母が反対した理由は以下の通り。
 ・基礎や屋根が大きくなるので、建築コストが高くなる

 ・ロの字は普通の平屋よりも、給排水や雨仕舞関係にコストと手間がかかる

 ・中庭周りの大きなガラスは、地震や台風時に心配

 ・豪雨にあったときに、避難する場所がない

どれも、正論だと思いますし
平屋でロの字のデメリットでもあると思います。


全ては、私たちのことを心配して言ってくれてた意見なので
これらはひとつひとつ真摯に受け止め、夫婦で話し合いました。
また、設計士さんにも伝え意見を求めました。




その結果
 ・コスト高になるけれど、他を削ってでもこの間取りにしたい
 
 ・ガラスは中庭に木もあるし、軒下も長いので
  ピンポイントで何かが飛んできて当たらない限り割れる心配はない
  =普通の家と同じくらいのリスク

 ・豪雨は、以前にあったくらいまでの量であれば浸水の心配はない
  (排水の仕組みを、普通の家以上に整える)

と言うことを義母にも伝え、なんとか納得してもらいました。



また、これは建築士さんが教えてくれたのですが

 ・家相では凶相

なんだそうです。
私たちは気にしないので問題ありませんが
気にされる方は、気にされますよね。


これだけのデメリットがあっても我が家はロの字を選択しました。

私たちにとってはこれらのデメリットよりもメリットのほうが
大きく感じられたからです。


「賛否両論」があって当たり前だと思います。
メリットもデメリットも個人の価値観ですし
だからこそ十人十色の家づくりがあります。


私にとっては一生に一度の家づくり。
建てたい家を、予算の許す限りの中で創っていきたいと思っています。


と、なんだか長~く、熱~くなってしまいましたが
我が家がロの字に決定するまでの経緯でした^^


平屋でロの字を検討の方の参考になれば幸いです<(_ _)>


~ご参考までに~
我が家は
敷地面積:約123坪
延床面積:約42坪
中庭面積:約7坪
でロの字を計画しております。



今更ですが、平屋でロの字にしたのには
いくつかの理由がありました。


第一は、周りの環境。
周りが、住宅地あるいは自然に囲まれた立地であったら
ロの字にはならなかったと思います。


最初は、当たり前のように二階建て
その中でも、いちばんコスト的に安くできるよう
総二階にするつもりで、間取りをいくつも考えていました。


でもいくら考えてもしっくりこなかったんです。


義母の足がよくないので、義母の部屋は1階にしなければならないし
仏壇も1階でなければならない。

となると、どう頑張っても総二階にはならず
二階には、私たちの部屋と、まだ見ぬ子供のための部屋しか配置できません。


私たちだって歳をとったら階段を上るのが難しくなるかもしれない。
子ども部屋だって使うかどうかわからない。


そうなると、2階って本当に必要?


という疑問が沸々と…
そこで、とある日ふと頭に降りてきた平屋案。

でも普通の平屋だとどうしても、昼間でも暗い生活空間ができます。
現在がそうです。
光が届かない洗面室は、昼間でも電気が必要です。


昼間は明かりのための電気をつけなくてもいい生活がしたい


これは建て替えに際して、譲れない条件のひとつでした。

そこで実現するために考えたのが
 ・コの字の平屋
 ・ Lの字の平屋
 ・ロの字の平屋


さらに、人目が多い場所に囲まれているので
プライバシーの確保をしたいと思いました。


これらを叶えるのは「ロの字」でした。


これを夫に話すと、夫も総二階に違和感を感じていたようで
良い案だと賛成してくれました。

ただ、義母は大反対。



長くなってきたので、その理由は明日に続きます…
(引っ張ってすみません~)


最初に設計士さんが描かれた間取りでは
流行りの「対面式キッチン」でした。↓




でも私は、出来れば「対面式キッチン」にはしたくなかったので
変更していただきました。


理由は
 ・いつも何もない状態に保てないから
  →これは手前にカウンターなどを立ち上げて隠すのが一般的ですが
   背の低い私には、圧迫感を感じそうなのでイヤでした。

 ・よくあるレイアウトだから
  →便利だからこそ「よくある」のだと思うのですが
   よく見るレイアウトにだけはしたくありませんでした。
   天の邪鬼なんです(笑)



実は「クローズドキッチン」にしたいとさえ思っていたのですが
配膳の同線やいろいろなことを考慮した結果
このような「壁付けオープンキッチン」になりました。↓



オープンですが、冷蔵庫が壁に囲まれているので
リビングからはキッチンや冷蔵庫が見えにくくなってる…といいな(笑)


また、キッチン家電や分別ペールはパントリー内にあるので
パントリー側の扉を閉めてしまえば、見えるのはキッチンだけになります。
多少、動線的には無駄が多くなりますが
今もこれくらいの距離感なので、そんなに気にならないと思います。


いちばん気に入っている点は
ダイニングテーブルを作業台として使えるレイアウトです。
実は、今もこのレイアウトなのですが
配膳やお皿を下げる動線がとても楽なんです^^


パントリー収納は、収納量にこだわりました。
カウンターは
約長さ180センチ、奥行45センチ
(上部:奥行32センチX2段の棚あり)


食器棚は
約長さ2.5メートル、奥行38.5センチ(内寸)
約長さ2.5メートル、奥行30.0センチ(内寸)

となっています。
これだけあれば、食品ストック品から
「発掘された食器」から「大量の茶道具類」まで
十分、収納できるはずです!(がんばります!)


おかげで、リビングはしっかり狭くなりましたが
この辺については、また後日くわしく記事に出来たらと思っています^^



現在、実施設計図面を描いていただいている最中なのですが

先日の打ち合わせで、ひとつ大きな変更がありまして
それに伴い、サニタリー部を分大々的にレイアウト変更することになりました。

こちらが変更前のレイアウト↓



変更になったキッカケは、義母の希望で
「義母の部屋」と「サニタリールーム」を
直接行き来できるような扉を付けることになったことから。

これにより、
洗面カウンターが短くなりトイレ本体の向きが変わることに。
そのほかにも少し変更したレイアウトがコチラ↓



とても気に入っていたプランだったので
これには結構ショックを受けてしまいました。

そこで、設計士さんにより良いプランにならないかと
数日間考えていただいた結果がコチラ↓



これを見たときの私の興奮度合いはたぶんMAXに近かったと思います(笑)

私が考えていた案なんてぜんぜん足元にも及ばないくらい
気に入ってしまいました!

具体的に気に入った内容は
・以前:室内干しのスペースが暗いかもと心配していた
 ↓
 今回:部屋全体が明るくなった


・以前:漠然と無駄な空間があるように感じていた
 ↓
 今回:無駄のない収まりになったと思います


・トイレの向きが変わったこともこれなら、スッキリと見えそう

・パントリーの勝手口もこっちのほうがごみ出しに便利そう

・洗濯物を外に出す動線もこっちの方が短くなった

・洗濯機の前に扉が付いている
 (これは、実際に付けてもらえるかまだ不明です)


このようなウルトラCな案を出して頂いたM設計士さんには
感謝の気持ちでいっぱいです。

今回は、まさに

災い転じて福となる

という言葉がピッタリの大変更となりました。

大幅な変更なのでMさんには、
大きな手間を掛けさせてしまうことになり大変恐縮なのですが
M設計事務所にお願いして良かったと、改めて感じられました^^

Mさん、こだわりが細かくうるさい施主ですが
これからもどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


  
プロフィール
Author:ru:ri

建築設計事務所にて
ロの字型の
平屋を建てた記録です。

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にてグランプリを受賞しました
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